No.1ホストの心理術「プライミング効果」とは?
プライミング とは、
「誘発を引き起こすもの」という意味です。
転じて、プライミング効果とは
先行の学習もしくは記憶課題が、後続の別の学習もしくは
記憶課題の成績に、無意識的に影響を与えること
を言います。
映画館で一瞬ポップコーンやコーラの映像を流すようにすると売り上げが上がったという話も「プライミング効果」のおかげです。
あるいは「シャンデリア」って10回言ってりんごを食べるのは?「シンデレラ」というような10回ゲームもこれにあたります。
今回は、この「プライミング効果」を用いて相手を自分好みに誘導する方法についてお話したいと思います。
肯定的なレッテルを貼れ!
やり方は簡単です。相手にもっとこうして欲しい、こうなって欲しいという事があればそれを
「君(あなた)は〇〇な人だね」と繰り返し表現する事です。
重要なのは、相手が実際に現時点でそうである必要はなく、相手に「そうであってほしい」という事をレッテル貼りしてしまう事です。
例えば浮気性な男性がいたとして、彼女は事あるごとに
「あなたは誠実な人だから」と言われ続けたらどうでしょう?
「俺、浮気してるんだけどな…。」と思いながらも、彼は常に自分の事を信じつづけてくれている彼女の事を裏切るのが徐々に申し訳なく感じてきます。
あくまでも、「あなたは誠実な人だから」と言っている彼女の目にはそう映っているという体裁で”信じ切っている可愛い彼女”を演出しましょう。
同様に、
「君は、僕と幸せになるから」「俺たちは、ずっと一緒だから」「あなたは、いつも優しくて頼りになるから…」
こういった事を言い続けましょう。
逆に、「お前、浮気してるだろ?」「あなたっていつも他の人と連絡とって、私の事大事じゃないんだね」「恋愛なんて、いつか別れがくるから…」
なんて事を言っていたら、本当にそうなってしまいます。
これは、以前話した「自己成就予言」の効果もあります。
このように、人は「プライミング効果」によって、自分が思っている以上に「他の人の言葉」の影響を受けているものなのです。
相手の記憶を改ざんしろ!
ここからは、少しレベルアップしたお話をします。
人間の記憶というのはあいまいなもので、一日の記憶の74%は次の日になれば忘れてしまうといわれています。(cf.エビングハウスの忘却曲線)
例えば、次のような会話例がいいでしょう。
「ねえ、この間飲みに行った時、俺(私)の事『好きかも』っていったの覚えてる?」
「えっ、そんな事言ったっけ?」
「うん、酔ってたから覚えてないとか無しだからね!」
「そうだっけ…うーん」
「うわ~、何それ。悲しい。『好きかも』って言ってくれたの、超うれしかったのに…。」
「あ、ごめん!酔ってたから言っちゃったのかな。ごめんね」
「いいよ、酔った勢いならそれでもいいし。本気で言ってなかったって事でいいんだよね?」
「いや、そういうわけじゃないよ。だから一緒に飲みにいったわけだし…」
「そうだよね。俺(私)はちゃんと覚えてるし。」
「…うん、そうだね。確かに言ったと思う…。」
ここでは、実際に「好きかも」と言ったかどうかは関係ありません。しかし、こうして断定的に「言った」と決めつけられてしまうと、自分の記憶に絶対的な自信がない限り、「そうかも」と思い込んでしまうようになります。
重要なのは、自信たっぷりと話すことです。そうすれば相手の記憶を書き換える事
ができます。
よくホストは女性をだますものと世間から言われていますが、
一流のホストは女性ではなく、自分自身をだましているのです。
そうして「なりきる」からこそ、女性は信頼し、洗脳されていくものなのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
「プライミング効果」の説明と、それを用いたより実践的な使い方を説明しました。
記事を通して少しでも皆さんの”恋愛”に役立てば幸いです。
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